滋賀県でこんな仕事、募集しています!
経験者だからこそ伝えられる。ダブルケアをテーマにした講師の仕事を募集しています。
滋賀県のダブルケアを伝える人 永田めぐみ
どんな人?
米原市出身、彦根市在住。自身のダブルケアの経験から、ダブルケアを伝え、お互いで支え合い、地域の介護情報が伝わるものが作りたいと活動。2018年に介護生活をサポートする事業「にじいろのからす」を立ち上げ、2020年にダブルケアの人たちのサークル coconiを立ち上げ活動中。ダブルケアならではの想いを共有し、支えられる場作りを将来立ち上げられるよう現在奮闘中。
どんな人?-一気にはじまった育児と介護の日々。乗り越えた先に見つけたダブルケアを伝える仕事としてのモチベーション-
生まれも育ちも滋賀県で、23歳の時に子供の育ちを支援するNPO法人を起業しました。その時に指定管理を米原市から委託で受けて行う事業をした後、自分自身がやりたいことを色々と模索していて。
20代のころNPO法人をやめてから一旦サービス業をしてみようと携帯電話を販売する仕事をしたり事務として働いたり。
30代になって結婚をするのですが同居したときにおばあちゃんが認知症になっちゃったんですよね。その時に出産も迎えていて、子育てと認知症の両輪が一気にやってきたという形になりました。
その当時は本当に大変で。今でこそダブルケアという言葉少しは広がってきましたが、その当時はまだまだでした。そうこうする内におじいちゃんも脳梗塞で余命1年と。できればおばあちゃんと一緒に過ごしてほしかったので、介護、子育て、そして看病のトリプルがやってきました。
それでも最後までおじいちゃんを見ることができて、そしておじいちゃんが亡くなったタイミングでおばあちゃんは特養に入りました。ダブルケア、トリプルケアとしていくときに自分自身が思ったのが、この大変さをまず共有できる場を作りたいと思ったのが率直な気持ちです。

辛さを吐き出す場所があるだけで、それは支えるにもなるし情報の共有もできる。そんな思いを持って、2018年には介護者サポートの情報発信もしたいと思い、にじいろのからすを作りました。
そして2020年の秋頃にはフランクに話しあえる場として彦根市を中心にしたダブルケアの人たちのサークル、coconiをスタートしています。
どんな仕事が得意?-ダブルケアの経験を活かした伝える仕事、一緒に考える仕事が得意です-
自分自身のダブルケアの経験もあって、すごい感じるのは同じ境遇の人たちの仲間探しができる場所が本当にあったらいいのにということ。
そしてダブルケアや介護の地域情報があればいいのにと思っていました。
あったらいいのにを作ればいいんだ!と思ってからは、ダブルケアや介護の情報発信をできるウェブサイトを立ち上げたり、地域のアイデアコンテストに参加したりしました。
その中で、この経験を講師としてお話して伝えていきたいという部分が強くなってきています。自治会や社会福祉協議会、ケアマネージャーの方に伝えていき地域ひっくるめて皆で乗り越えていこうと。

にじいろのからすやcoconiをしていると感じるのが潜在的なダブルケアラーが多いということでした。潜在層に届けるために保育士やケアマネージャーの方に、ダブルケアの状況、解決策を一緒に考えて伝えていくことをしていきたいです。
どんな仕事を募集していますか?-ダブルケアを伝える仕事を講師業としてやりたいです-
ダブルケアを伝える仕事。それは地域でもオンラインでも企業でも何でもいいです。
ダブルケアという課題をみんなで共有しあい、それをみんなで乗り越えていく機会、場を増やしていきたいと思います。
そのために自治体と一緒にタッグになり講演活動をしたり、ダブルケアを伝える情報誌をつくることをしていきたいと思います。
将来したいことは?-ダブルケアラーの人も介護職の人もフラッといれる場作り-
目指しているのはダブルケアの方々がいきやすいホッとする場づくりをしたいです。
コミュニティセンターのような場所で日常的にダブルケアラーの方も介護職の方も出入りして、フランクに会話ができる場所。そして地域の介護の情報が集まる場所をしたいです。
民間だからこその場作りをしておくことで、フラッと立ち寄れて新しい関係性を地域で作りダブルケアを支えていく。そんな場を作りたいです。
好きな場所
琵琶湖の波の音が聴こえるところ。
特に彦根の松原浜が好きです。
リフレッシュしたいときも、考えごとしたいときも、壁にぶち当たったときも、なんとなくここに来ちゃいます。
子どもの名前もこの場所で考えてました(笑)