滋賀県でこんな相談、お待ちしております!
自治体課題を解決できるアイデアを持っている方!一緒に相談から導入、事業づくりまでしたいので、相談してください。
守山市の公務員 杉本悠太
どんな人?
滋賀県出身、湖南市在住。同志社大学卒業後、滋賀銀行へ入行し、複数の支店で法人を中心とした営業・融資を担当。銀行員時代から「この人がどんな状態になったら幸せか」を逆算し考え、30歳のときに「行政という立場で政策をつくり地域経済を良くしたい」と決意し、守山市職員へと転職。地域振興課ではこれまでびわ湖振興、起業・スタートアップ支援を中心に得意のゴールからの逆算・調整力を武器として活躍。オープンイノベーションのまちづくりに向けて市内・市外含めて欠かせないパイプ役となっている。
どんな人?-「その人と周りが幸せになること」。そのお手伝いがしたいから始まった金融機関、そして公務員人生。-
同志社大学、滋賀銀行、守山市役所へと転職。自分のキャリアがその形で進むとは昔は思っていなかったです。
ただ学生のときから思っていたのは「人が幸せになることへのお手伝い」をしたいと思っていたこと。それが大学生の時は衣食住の改善で、住の分野をしようかと住宅メーカーへの就職を考えていました。
ただそれだと、住宅をつくるときのお付き合いが一番濃くて、それ以降のお手伝いが難しいなと思ったので、それならお金はとても大切な存在でそこを支えるなら金融機関が一番じゃないかと。
採用が決まっていたのも地元地銀と大手銀行だったのですが、やるなら地域経済を良くすることのお手伝いをして、結果的にそこで働いたいる人達が幸せになることがいいんじゃないかなと思って滋賀銀行へ入行しました。
滋賀銀行では9年勤めて、2つ目の支店からは法人営業の担当に。その時思っていたのは銀行としてのソリューションを提供する形よりかは「この会社、この人が幸せになるためにはどうしたらいいか?」を考えて動き続けました。
銀行員としてはそれが正解かはわからないですが、まずその会社・人の課題を聞いて、どうやってお手伝いして解決できるか。そこに対しては僕の幸せも銀行の幸せも横において、まずはその会社の幸せを作る。その先に従業員の方の幸せが出来て地域自体が良くなると思っていました。
ありがたいことに相談してもらえることも年々増えてやりがいもあったのですが、リーマンショックの時に経済全体が落ち込んだのを肌で実感して、その時に銀行ができることの限界を知ったんですよね。
人生の転機-守山市で公務員として働くことへの動機。-
原点である「人が幸せになることへのお手伝い」に立ち返ったときに、次のステップで選んだのは自治体でした。自治体がつくる政策から地域への幸せ、そこで住んでいる人たちの幸せを作りたいと思い、30歳に転職活動を行い守山市へいくことになりました。
守山市以外でも他の自治体で受かっていたのですが、銀行員時代に最後にいたのが守山の支店で自分にとっても活動しやすく思い入れがある場所だったので、守山で働きたいと。
守山市では最初企画関係の担当課となり、JRへの要望の取りまとめ、広域連携の調整などをおこなっていきました。
その当時ふるさと納税も始まったばかりでしたが、税収をもっと増やしていこう!というよりかは地域を絡めて何かできることはないかなと。それなら地域の子供達と一緒に協力してふるさと納税のリブランディングができないかと、市内の学生と一緒にポスターを作ったり標語をつくったりしました。
それが反応も良くて、銀行員自体とはまた違った地域と連携した楽しさ、やりがいを感じたんですよね。平成27年には国が地方創生を発表し、担当課が今の地域振興課へと移動しました。
そこからずっと地方創生に関わっています笑。
よく言われるのですが3年ごとに変わることが多い公務員という職場で、9年以上ここで仕事しています。
びわ湖振興でビワイチに関わり、守山市でビワイチを広めるためにまずはビワイチの認知度を滋賀県全体で取り、その後守山市でどう展開していくか。中だけではなく、外との絡みでしまなみ海道との連携、テレビ局やメディアへの営業で取り上げてもらうためのアポ取りなどどんどん仕掛けていきました。
県外の自転車店にも100店舗以上直接回ってみて、ドサ回りのようにビワイチマップを置いてもらう営業もしましたね。
びわ湖振興に民間企業やメディアなど関係が作れていき、次に動き出したのが起業家のあつまるまち 守山の構想。学生から大人、そして集まるための企画づくりなど官民連携でインパクトラボ社とびわ湖ピッチ。
そしてジャパニーズ社とup streamを仕掛けたりしました。
メディアに取り上げてもらうことだけではなく、関係者を増やしていき「守山は面白い!!」「守山は一緒にやってくれる!」と民間含めて多くの人に知ってもらうために、宮本市長のイメージも具現化しながら進めていきました。
今振り返ってみると「点でしていた仕事、点であった関係性が今は線になってつながっている。」そう思います。
その結果、政策としての事業作りも行いやすくやりがいを持って取り組めています。
どんな仕事が得意?-ゴールからの逆算。そこへの三本戦略論。-
僕の中で得意なことが、まずゴールを定める。そのゴールは「このゴールで誰が幸せになるか、その幸せで周りをより幸せにできるか」を考えていきます。
行政であれば守山市民の方々、そこに関わる人達が幸せになるのがゴール。そこへの逆算として三本戦略として3つの異なる方向から戦える作戦を考えて実行していきます。
また実行するのも僕が全て行うのは無理がありますが、そこで活きてくるのがこれまでの関係性です。その関係性で一緒にするときも、全て放り投げてお願いするのではなく、行政職員として僕がやったほうがいい部分は全部巻き取ってやります。
お願いしたい方にはその人のパフォーマンスが一番発揮できる部分で発揮してもらい、それ以外の手間な部分や行政手続きなどのところは僕が行います。
どんな仕事を募集していますか?-課題をこの解決方法で行ったらどうだろうという質問が大好物です。-
僕の中で一番やりがいがあるのが、入口の部分から関われることです。
例えば守山市で特定の課題があったり、地方での課題があったとき。そこに対して解決策を持っている人がいて、これを実装できたらまちは良くなるのにというとき。でもどうやったら導入したり行ったりできるかがわからない。
そんなときに僕は対等な立場で一緒に考えていきたいと思います。守山市で政策として実行するのか、それともアイデア段階からもっと練ったほうがいいのか。
こういうとかなり時間がかかるやり方と思われるかもしれませんが、この方が実はこれまで政策として事業化している可能性が非常に高いです。
なぜなら相談段階のところから守山市の課題をうまく載せられる余地が多くあるからです。ぜひ地方での課題や自治体と絡めて一緒にやってみたいという方は、気軽に入口のところから相談してほしいです。
将来したいことは?-公務員という立場ともう一つの名刺を持っておきたい。-
関係性が年々増えていく中で、本当にありがたいことに相談を多くもらえるようになりました。
それこそ守山市に絡んだ場合もあれば、こんなときにどんな風に解決したらいいだろうという事業の相談まで。
これからの将来を考えたときに、僕の中で公務員である「守山市の杉本」。この立場・肩書はとても必要だと思います。
公務員というプレイヤーであり、現役の視点を持ちつつ、他の自治体連携や、マッチングの橋渡しといったものを相談でき、コンサルできるようなもう一つの名刺みたいなものがサービスを作れたら嬉しいです。
アドバイスだけや非営利な方法よりかは僕自身も責任が持てて事業となる形。今の公務員では複業は出来ませんが、もし将来的に制度が代わりその形もできるようになれば、ぜひ責任とリスクを持ってそのサービス化は実現し、行政側の調整役、プレイヤー役、橋つなぎからのアイデア実現を行いたいです。
実績
https://impactlab.jp/biwako_cc_2022
初年度、2年目と守山市内の学生と地域を連携させてインパクトラボ社と共に行ったピッチイベント。
3年目は滋賀県全体の学生と対象を広げて、全国にも例になかったものを官民連携でしながら行えたことはとても良かったです。
好きな場所
びわ湖全体が好きですが、その中でも守山市のびわ湖が一番好きです。
守山市にはいって、一番最初に事業をはじめた場所がここで、びわ湖振興の仕事に密に関わっているから。
僕自身の市役所職員としての原点でもあり、思い出深い場所です。
2020年から知り合ってこの2年。どこでも「杉本さん」を自慢してきた気がします。 それぐらいスピーディーで、実現力があって信頼できる公務員の方で、よく言っているのが「杉本アプリ」を知っているか知らないかで自治体での事業作りのキッカケがガラリと変わること。 今回meを作るときに、杉本さんは絶対に作りたくて(杉本アプリを多くの人に知ってもらうために。)、出来てよかったです。 心配なのはより世の中に知られたことで杉本さんへの相談がいっぱい来てしまわないかということです。