滋賀県でこんな仕事、募集しています!
自然素材を使った建具、オーダーメイドの建具づくり。生粋の建具職人が手掛けます。
滋賀県の建具職人 山元 克司
どんな人?
滋賀県出身、湖南市在住。山元建具店3代目。小さいころから先々代、先代の仕事を見て育ち、建具職人としての仕事に憧れを持つ。 高校卒業後は建築学科の専門学校へと進み、卒業後は3年間、守山市の建具屋にて修行。30年以上建具職人として歩み、現在は地域のお家から神社仏閣など幅広い建具の仕事を行う。 自然素材を使った建具作りを得意とし、技術を高めたことで2021年滋賀県技能者表彰「おうみの名工」を受賞。 建具を作った家で、自慢してもらえる。そんな建具を毎日作り続ける生粋の建具職人。
どんな人?-父の背中を見て育った学生時代。設計や現場監督より作ることに魅力を感じ進んだ建具の道。-
父が建具屋の二代目で、中学生のころから僕が継ぐのだろうなとはうっすら意識はしていました。
小さい頃から父の仕事も見ていたし、何より作るというそのことに対して関心があって。
高校から進学した先も専門学校で、建築学科へと進みます。建築系の専門学校だとアルバイトも一般的なものより、現場や設計の仕事をするのですがその時に気づいたんですよね。「あ、設計より現場で作るほうが好きだ」と笑。
でも専門学校にいってるし座学や設計のことも勉強しないといけない。
それなら設計がわかる建具屋になろうと思い、勉強していき、20歳のときには3年間守山の方で建具屋で修行をしていきました。
そこからは30年以上、この建具屋という業界にどっぷり使っています。
ただ時代が変わるごとで、家の建て方もすごい変わっていまして、昔は1軒家を建てるとなったら、全ての冊子や扉、雨戸で建具屋が活躍していました。
今はアルミサッシや水回りの建具も減っていったり、既製品のドアが出たりして建具屋が活躍できる場面が少なくなっています。
ただ長年してきたことで、培った技術がある。
そうなったときに、ただ業界が落ち込む中で、僕自身が出来ることがないかなと思って考えたのが「自然素材を使った建具」です。
どんな仕事が得意?-高めた建具職人としての技術。それが生かされる自然素材を使った建具作りが大の得意です。-
家づくりが既製品になる中で、もう一つの路線として自然素材を取り入れるお家も増えてきました。
実は建具といっても、作る素材によって技術の難易度は変わってきます。
例えば自然素材で、オリジナルの扉を作ってくださいという依頼があったとします。
その時に、自然素材の場合には木の性質から癖を見極めて計算して組む作業が必要となります。
経験がまさに物をいう仕事になっていて、作り手がどれだけ木を知っていて、その素材に合わせた作り方をしていけるかどうか。
僕が長年培った技術、建具屋としての未来、そして求められているものをそれぞれ考えた時に「自然素材を使った建具づくり」。
ここに注目していって、細工の製作や、技術を高めることを日々行っています。
ありがたいことに、細工の技術が認められて、2021年には滋賀県技能者表彰「おうみの名工」を表彰。自分の目指している方向は間違っていなかったと思えた瞬間でした。
どんな仕事を募集していますか?-自然素材を使った建具、オーダーメイドの建具、ぜひお任せください。-
ありがたいことにここ数年で、自然素材を使った建具、オーダーメイドの建具の注文が増えました。
技術があがるということは、様々な状況に対応できるということです。
建具の取り付けや修理なども「山元さんにお願いしたらなんとかなる」と思えてもきましたし、何より「こんなん出来る?」という依頼もあります。
得てして難しい仕事が多かったりしますが笑、それは技術がより高められるということ。
また既製品の場合、作った製品はその作ったときがピークです。でも自然素材だと、そこから10年、20年、30年とどんどん味が出てくるんですよね。
その自然素材の良さ、オーダーメイドだから出来る建具の魅力に取り憑かれているので、ぜひそういう仕事をこれからもどんどんしていきたいです。
将来したいことは?-建具を作った人に自慢してもらえる。そんな建具を一つずつ作っていきます。-
数年前までは、自分の技術を高めてどれだけ多くの人に知ってもらえるか、大きくなれるかみたいなところが主軸でした。
でも今はそれよりも近所の人や建具を作った人に喜んでもらえること。それが一番うれしいです。
おうみの名工を頂いたときも、頂いたことよりも、知り合いの方が「この建具、あの賞もらった人にしてもらってん!」と自慢してもらえることがすごい嬉しかったです。
技術を高めて、その技術で良い建具を作って、喜んでもらえる。その仕事を日々日々出来ること。それが僕にとって一番楽しいし、やりがいのあることです。
これからもその信念を忘れずに、1つずつ丁寧にしていきたいと思います。
好きな場所
里山しょうらい公園
幼少の頃は暗くて怖くて。だけどかぶとを捕まえたり探検したり思い出いっぱいのエリアです。開発により明るい綺麗な地域の人が集まる場所となり、我が子の成長を思い出す場所にもなっています。墓地も近く私にとって聖なる地かもしれません